共有部分・敷地

防犯対策を強化したい

Q. 最近、近所で空き巣被害が増えているようです。一軒家だけではなく、マンションなどの集合住宅も狙われているようなので、総会で防犯対策をした方がいいのではないかという話が出ています。マンションの場合、防犯対策を行う上で注意することはありますか?

A.防犯対策を行う場所が、共用部分か専有部分かということを理解した上で、対策を行うようにしましょう。それによって、誰が費用を支払うかということや、手続きが変わります。

共用部分の場合は、区分所有者が持分割合に従って分担することになります。また、一般的に共用部分を変更する場合は総会での決議が必要となります。マンションのエントランスやエレベーター、階段などに防犯カメラなどを付ける場合は総会での決議が必要になることを知っておきましょう。なお、玄関のドアや窓ガラスも共用部分となります。例えば、窓ガラスを複層ガラスにするにも総会の決議が必要となります。

一方、専有部分の場合は、各区分所有者が費用を支払うことになります。主な箇所としては、ドアの鍵、窓の鍵などです。