共有部分・敷地

マンションの外壁が落下して通行人がケガをしてしまった

Q. 10年ほど前に中古マンションを購入し、住み続けています。先日、マンションの外壁のタイルが剥がれて落下してしまい、通行人に当たってケガをしてしまいました。幸い命には別状がなかったのですが、このような場合、責任は誰にあるのでしょうか?

A.マンションの外壁は、共用部分であり、区分所有者全員のものです。そのため、区分所有者全員、もしくは管理組合で責任を負うことになります。

管理組合は、こうした事故が起こった場合に備えて保険に加入していることが一般的ですので、まずはその保険で被害者の方に補償をするようにしましょう。

なお、新築マンションで同様の事故が起こった場合、建築の段階で欠陥があった可能性もあります。原因が欠陥工事であれば、管理組合は建築会社に対して瑕疵の責任を追及すると共に、損害賠償を請求することができます。