大規模修繕のAtoZ

工事工程表

工事工程の周知

施工会社が主導で開催される工事説明会では、居住者を対象に大規模修繕工事の内容や工程を詳しく説明します。

工事中は、施工を担当する職人が高所でも作業できるように、鉄パイプなどで組み上げた「足場」を架けます。その影響で、建物全体が足場や養生シートに覆われて視界が悪くなります。

また、壁の塗装や床の防水工事のためにバルコニーや玄関ポーチなどに置いている私物を一時的に移動したり、洗濯ものが干せなくなったりするなど、ふだんの暮らしに影響が出ます。

その他、玄関扉の交換など在宅が必要な工事がおこなわれる場合もあるため、理事や修繕委員は、施工会社との連携を強めて居住者への周知を徹底する必要があります。

> 工事工程表の内容

共通仮設工事

現場事務所や資材置き場、作業員用の仮設トイレなどを設置する工事です。

直接仮設工事

足場や養生シートの設置・解体撤去をする工事です。

下地処理工事

建物のコンクリートやモルタル部分のひび割れ補修や不良タイル部分の撤去・張り替えなどの工事です。

シーリング工事

外壁の目地やひび割れ、窓・ドアなどのまわりの隙間などに埋め込まれているパテ状の充填材(シーリング)を取り除き、新しいものに打ち替える工事です。