大規模修繕工事のコンサルタントをおこなう会社の多くは、設計事務所です。ですが、ふたを開けると新築の実績ばかりで、大規模修繕工事の実績が少ないというケースがしばしば見られます。というのも、大規模修繕工事が一般的になったのはここ数年のことで、修繕特有の経験や実績を積んでいる会社は実は少ないのです。
工事の発注方式でご紹介したように、近年では設計会社にコンサルティング業務を依頼する「設計監理方式」が主流になりつつありますが、管理組合の頭を悩ませるのが、コンサル会社選びです。コンサルを依頼する候補会社は、理事や修繕委員が手分けをし、インターネットで候補となる依頼先を検索したり、管理会社の手を借りて専門紙で公募をするのが一般的。その後、実績の数や見積の内容、ヒアリング（面談）時の印象などで絞り込んでいきますが、ここに難しさがあります。
たとえ実績が少ない会社でも、大規模修繕について素人同然の理事や修繕委員を煙に巻くことはたやすいことですし、そもそも大規模修繕に詳しくないと、提出された資料や見積、ヒアリング時に語っていた言葉などが適切なのかがわからないのは当然です。
コンサルタントの選定に、少しでも不安や迷いがあるなら、私たちをうまく活用してください。私たちはもう25年以上、星の数ほどのマンション維持管理や運営の相談を受けています。なかでも多いのが、多額の費用が動く大規模修繕の相談です。
彩の国マンション管理センターの強みは、非営利の第三者機関であることはもちろんですが、何よりも私たち自身が大規模修繕時に理事や修繕委員を経験していること。管理組合ごとの状況や気持ちを理解したうえで、膨大なマンションデータとネットワークをもとに、あなたのマンションにぴったりのコンサルタント選びをサポートします。
