管理組合の運営

自分たちでマンションを管理したい

Q. 現在、私が住むマンションは管理会社に委託をしているのですが、管理費が高く、サービスの質もそこまで高くありません。別の管理会社を探すことも検討しているのですが、高い管理費を払うのであれば、自分たちで管理業務を行いたいという組合員もいます。管理業務は負担が多い印象ですが、自分たちだけでやっていけるものでしょうか?

A. 管理会社に委託する場合、マンションの清掃や設備メンテナンスなどの業務を委託できるため、管理組合員の日常的な負担は大きく削減されます。こうした業務を自分たちで行う場合、管理費は徴収する必要があるため、ゼロにはなりませんが、管理会社に支払うよりは安くなりますが、当然、その分管理組合員の負担は増えることになります。

では、自分たちでマンションを管理する場合、どのようなことが必要になるのでしょうか。

それは、「管理組合員の協力」と「継続的に実務をこなせる組合員の確保」です。

前述した清掃やメンテナンス以外にも、管理費や修繕積立金の徴収、総会の招集など、マンション管理に関わる業務は多岐に渡ります。こうした業務を特定の人にだけ任せてしまうと、いずれ立ち行かなくなります。そのため、すべての組合員は、出来る限り公平に業務に携わる必要があります。

また、管理業務を実行していくためにはある程度の時間が必要となりますので、中心的、且つ継続的に実務をこなせる組合員の存在が不可欠と言えます。