修繕・建て替え

修繕積立金がこのままでは足りない

Q.管理組合の理事をしています。まだ総会の議題には掛けていないのですが、他の理事との間でマンションの修繕計画が持ち上がって来ました。築20年ほど経ちマンション全体の劣化が目立つようになってきたため、実現する可能性が高いのですが、調査したところ、修繕積立金が足りなくなることが判明しました。こうした場合、どうすればいいのでしょうか?

A.修繕積立金に限らず、管理費などの場合も、不足が生じたら、区分所有者に対し、その都度必要な金額の負担を求めることができると定められています。そのため、総会を開き、組合員の理解を得た上で追加徴収をするようにしましょう。

ただし、追加徴収をすることは組合員の信用を失うことがあり、また突然の徴収に応じることができない組合員もいることでしょう。そうした場合は、修繕積立金の値上げを行う方が現実的です。

修繕積立金の値上げを行うには、総会を開いた上で、普通決議により組合員の過半数以上の賛成で実施すること可能です。