修繕・建て替え

マンションの修繕は築後何年目に行うのか

Q.新築のマンションを購入しました。これまで賃貸マンションに暮らしていたので、今回初めて区分所有者となったのですが、組合の中で将来の修繕に備えて修繕積立金を徴収していこうという話になっています。まだ新築ですので、今から備える必要があるのかと疑問に思っているのですが、マンションの修繕は建築後何年目から行うものなのでしょうか?

A.修繕を行う場所や、そのマンションの立地条件によって修繕が必要な時期は異なるため、一概に言うことはできませんが、外壁は10〜12年、屋上などは10〜15年、エレベーターは20〜25年ほどと考えられています。ただし、これはあくまでも目安です。修繕の必要性を知るためには、自分たちが住むマンションが今どのような状態にあるかを把握することが重要ですので、年に1度は定期点検を行うようにしましょう。

また、マンションの修繕にかかる費用についても、修繕する場所はマンションの規模によって大きく異なるため一概に言うことはできませんが、多いときでは数千万〜数億円かかるときもあります。修繕が必要になってからでは集められない場合もありますので、新築とはいえ、区分所有者で連帯してコツコツと貯めていくことをお勧めいたします。