大規模修繕のAtoZ

工事中に注意すること

「お知らせ」の配布

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大規模修繕工事は、新築工事と違い、人が住みながら工事を進めていきます。

工事工程表のページでも触れたように、洗濯ものが干せない、在宅が必要…など、ふだんの暮らしに影響が出ることもありますが、工事の日程や品質を確保するためには居住者の理解と協力が欠かせません。

一般的に、施工会社がそれぞれの工事を開始する前に、掲示板やチラシを使って居住者に連絡してくれますが、理事・修繕委員も一緒に周知・徹底に努める必要があります。

工事期間中のお問い合わせ

現場にいるからといって、施工を担当している職人に問い合わせをしても、現場を取りしきる代理人への報告・周知ができない可能性があります。トラブルを防ぐために、不明点や疑問点は現場代理人に直接問い合わせるよう、居住者を含めて徹底する必要があります。

現場代理人は、建物内のあちこちをまわっているため、顔を合わせる機会がないことも考えられますので、お知らせチラシや工事用の掲示板などに記載されている携帯番号に電話をかけて連絡をとりましょう。

作業時間

大規模修繕工事は、居住者の生活維持のために作業時間に制約があります。一般的には日曜・祝祭日を除く8:00〜17:00くらいまでの時間帯で実施されます。ただし、準備や片付けのほか、在宅が必要な工事があっても平日に在宅が難しい住戸が出た場合などの対応で、休日や時間外に対応することもあります。

また、天候による日程変更もありえます。居住者はお知らせのチラシや掲示板を常に確認し、工事のスケジュールを把握しておくことが必要になります。