管理組合の運営

管理組合法人の設立手続きについて

Q. 友人が住むマンションで、管理組合を法人化したという話を聞きました。管理組合を法人化すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?また、法人化するにはどのような手続きが必要なのでしょうか?

A. 管理組合を法人化すると、管理組合用の口座を作ることができる、社会的信用が向上する、法律関係が明確化するといったメリットがあります。

法人化するためには、まず総会で区分所有者と議決権、それぞれの4分の3以上の賛成を得る必要があります。規定数の賛成を得ることができたら、登記を行うことになります。登記を行うためには、事務所や法人名、管理組合法人の代表者である理事、財産状況や理事の職務執行状況を監視する監事などを決めておく必要があります。

なお、管理組合を法人化することで、管理組合の理事が変わる度に理事の変更登記を行わなければならず、手続きの煩雑化というデメリットもありますので、そうしたことも念頭に置いた上で、法人化の是非を理事会などで検討するようにしましょう。