管理規約の変更

マンション管理規約を作るときの注意点

Q. 新築マンションに入居しました。他の入居者の方とともに総会を開いたのですが、私が規約の素案を作ることになってしまいました。以前に住んでいたのはすべて中古マンションで、マンションの規約については無知に等しいのですが、どのようなことに注意して、どのような内容のものを作成すればいいのでしょうか?

A. マンションの管理規約は、そのマンションの事情に合わせて定められるもので、その内容は、主に以下の8つです。

  • 建物の敷地について・・・敷地の範囲、利用権の処分方法等
  • 専有部分について・・・専有部分の範囲、使用目的・方法等
  • 共用部分について・・・共用部分の範囲、使用方法、管理方法等
  • 管理者について・・・権限、選任方法等
  • 管理組合について・・・運営方法等
  • 集会の運営について・・・招集方法、議事進行等
  • 維持管理にかかる費用について・・・管理費、修繕費の積み立てについて等
  • 義務違反者の罰則について

管理規約を作成するときに注意をしたいのは、何でもかんでも自由に規定していいというわけではないことです。区分所有者以外の人の権利に関わることや、特定の区分所有者に不利益を与えるものなどを盛り込んでも効力はないことを覚えておきましょう。