修繕・建て替え

マンションの建替えに反対する方法

Q.私が住んでいるマンションは築年数が古いのですが、部屋自体は住み心地が良く、気に入っています。しかし外観は老朽化が目立っており、他の住民の方からは建て替えをした方がよいのでは、という声が出て来ています。私は建て替える必要はないと思っていますし、また建て替えに掛かる費用を捻出することも難しいので、何とか反対したいと思っているのですが、何かいい方法はないでしょうか?

A.マンションの建て替え決議は、区分所有者と議決権の各5分の4以上の賛成が必要となります(※)。建て替えに反対なのであれば、5分の1以上の区分所有者と結託して反対を行うしかありません。

反対する区分所有者が5分の1以上集まらなかった場合、建て替えは行われることになりますが、その前に、総会で反対をした人は、建て替えに参加するか否かを回答する必要があります。そこで「参加しない」と回答した場合、もしくは無回答であった場合、区分所有権を売り渡し、転出しなくてはなりません。

※2016年中に新制度によって、3分の2以上の賛成により建て替えが可能になる予定。