修繕・建て替え

建替え、修繕の判断は

Q.10年ほど前に中古マンションを購入しました。購入時点で既に築20年以上経過しており、現在は外壁等の老朽化も目立って来ています。そこで、他の住民の方からは建て替えを検討すべきという意見が出て来るようになりました。建て替えに掛かる費用を考えると、個人的には大規模修繕を行うぐらいでいいと思っているのですが、建て替えか修繕か、どのように判断すればいいのでしょうか?

A.このご相談のように、マンションを建て替えるか、それとも大規模修繕を行うか判断に迷った時は、国土交通省によって作られている「マンションの建て替えか修繕かを判断するためのマニュアル」を参考にするとよいでしょう。

このマニュアルでは、建て替えか修繕かを判断するときには、「マンションの老朽度の判定」を行い、「区分所有者の不満やニーズの把握」、「どの程度の改善を望んでいるのか、改善水準の設定」をまず行うべきとしています。

そして「建て替えと修繕のどちらが改善効果が高いか」ということと、「費用対効果はどちらが高いか」を見極めた上で、検討を行うことを推奨しています。
各区分所有者でこのマニュアルを読み、適宜専門家の意見も聞きながら、慎重に決断するようにしましょう。