Q. 10年前に新築マンションを購入し、そろそろ外壁や共用部分などの不具合が目立ち始めてきました。長期修繕計画にも2年後に大規模修繕工事を行う計画になっていますが、実際に実施するにあたり、具体的には何を、どのように検討すればいいのでしょうか?
A. 大規模修繕工事を実施する際、一般的には以下のような流れで進んでいきます。
(1)理事会で大規模修繕工事の実施検討
(2)修繕委員会の設立
(3)発注方式の決定
(4)コンサルタントの決定(設計管理方式の場合)
(5)建物診断の実施
(6)施工会社の選定
したがって、まずは理事の間で大規模修繕工事を本当に実施するか否か、マンションの現状を見ながら決定を行います。実施するようであれば、大規模修繕工事の諮問機関である修繕委員会を設立しましょう。修繕委員会は必ず設立しなくてはならないわけではありませんが、大規模修繕工事は長期に渡るものですので、一連の作業を担当してもらう方が、円滑に工事を進めることができます。
その他の流れについては「大規模修繕の流れ」をご覧いただくとわかりやすいでしょう。