大規模修繕の建物調査診断費、設計費、工事監理費、工事費などは、区分所有者全員で貯めた「修繕積立金」から支払います。
修繕積立金はマンション分譲時にディベロッパーから「長期修繕計画」といっしょに金額を提示されることがほとんどです。国土交通省が発表しているガイドラインによると…
上図のように算定することになっています。
なお、修繕工事費は建物の規模や形状、立地、仕上材、設備仕様などによって差が出ます。たとえば、複雑な形状や超高層マンションの場合、外壁を補修するだけで通常の足場のほか、ゴンドラを設置する必要があったり、施工期間が長くなったりする分、費用が高くなります。
また、質や性能が高い資材を使用する場合も、同様に高くなります。