Q. リフォームを前提として中古マンションの購入を検討しています。リフォームを行う際には、オール電化にしたいと考えています。マンションは全体の電気の容量が決まっていると思いますが、何か注意した方がいいことはありますか?
A.仰る通り、マンションは全体の電気容量が決まっています。中古マンションの場合、電気契約容量が30アンペア以下という物件も少なくなく、できれば40〜60アンペアの容量が望ましいでしょう。
なお、個別の部屋の電気容量を増やすということ自体は簡単に行うことができます。しかし、電気容量を増やすということで、他の住民も電気容量を増やし、マンション全体の電気容量がいっぱいになってしまう可能性があります。そうなると、マンション全体の電気容量の工事を行う必要があり、そのためには各区分所有者と議決権のそれぞれ4分の3以上の賛成が必要となります。また、それによって各区分所有者に金銭的負担を強いることになります。まだ購入検討段階というようであれば、マンション全体の契約容量や、個別の容量増加が可能かどうかを、不動産会社に確認するようにしましょう。