修繕・建て替え

耐震改修を検討したい!

Q. 数年前、築40年の中古マンションを購入しました。築年数は経ていますが、室内はリフォーム済みなので快適に暮らすことができています。ただ外観は老朽化が目立っており、大きな地震があると、マンションが破損したり倒壊したりするのではないかという不安があります。管理組合には同様の考えを持っている方が多数いるので、耐震改修を検討したいと思っていますが、まずはどのようなことをすればよいのでしょうか?

A. まず知っておいていただきたいのが、耐震改修を実施すれば建物が地震で壊れないようになる、というわけではないということです。

耐震改修は、1981年に施工された新耐震基準に沿って実施されます。ただし、この新耐震基準は「地震によって建物が壊れない」ことではなく、「地震が起こっても中にいる人の安全が確保されること」を目指しています。そのため、新耐震基準を満たしていても倒壊する可能性はありますし、その逆もありえます。ただし、耐震改修を実施していない場合、居住者の安全が脅かされる可能性がありますし、マンションの資産価値も下がってしまうため、老朽化が進んでいるマンションは、できる限り耐震改修を実施した方がいいでしょう。

耐震改修を実施する場合、本当にマンションが危険な状況にあるのかを耐震診断を実施する必要があります。ただ、耐震診断は高額になってしまうため、老朽化が進んでいるマンションの場合、他の修繕工事費用との兼ね合いがあり、住民の合意を得ることが難しい場合も多くあります。

多くの自治体では、マンションの耐震改修に関する疑問に答えるために技術者を無料で派遣するサービスを行っていますので、まずはこれを活用し、居住者に対して耐震改修の必要性を説明するようにしてみましょう。