管理組合の運営

管理組合、管理者、管理会社、管理員の違い

Q. 1年ほど前に中古マンションを購入しました。私はこれまで管理組合の活動に積極的に参加していなかったのですが、くじ引きで理事に選ばれてしまいました。管理組合と管理者、管理会社、管理員と、同じような名前のものが色々あり、それぞれがどんな役割を持ち、どう関係しているのかいまいち理解ができていません。

A. まず、それぞれの役割について説明します。

●管理組合=そのマンションの専有部分を所有する人、つまり区分所有者によって構成された団体のことで、主に共用部分の管理や管理費の徴収と管理、管理規約の作成などを行います。

●管理者=マンションの管理を管理組合全員で行うのは難しいもの。そのため、総会の決議によって管理者を選び、共用部分の管理を任せることになります。多くの場合、管理者=理事長となります。

●管理会社=管理に関する業務は、通常、区分所有者が分担して行います。しかし、各住民も仕事などがあり、すべてを行うことは難しいもの。そこで、実際にはマンションの管理を外部の会社に委託することになります。

●管理員=主に管理会社から派遣される、管理の現場に常駐して、マンションの管理業務を行う人のことです。

管理組合と管理会社は、委託者と受託者の関係であり、管理会社に不満がある場合、管理組合は管理会社を変更することができます。